このブログでこの記事を最初に読む人が後を絶ちません。
だから言います。

それは才能でなく、センスが無いんです……


「感覚だけでできる＝才能」ではありません。

あれは元から「どこを見ればいいのか」というポイントが分かっているから、
長年「見るだけ」でも勉強できている人なのです。
中学生まではロクに勉強しなくても試験の点数が取れるのは、テレビや日常生活で身につけた感覚があるからです。

でも今までドット絵を注視して、色の使われ方やカドの取り方を気にしたことはありますか？
境界線を描かずに服の模様を表現する方法を気にしたことはありますか？

結局は知識も感覚も不足しているのです。それだけなのです。

追記ではツクールのホコグラを描くにあたって必要な感覚の一つ、「情報の削減」について書きます。
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一般的な「イラストの描き方」を解説しているサイト――たとえば「人描く」さんとか「萌え絵」さんとか、――
そういうサイトでも「SD」って取り上げないんですよ。
トドのつまり、スーパーデフォルメ。

デフォルメは実はイラストの中でも難易度が高い分野です。
詰め込む情報を簡略化し、あるいは棄てるということをしなければならない。
その判断が描き手に委ねられるからです。
何をどう簡略化し、どの情報を棄てるか、それはあなたのセンス次第となるわけです。

ホコグラは端的にいえばSD絵です。
５、６等身のキャラでも２等身に縮めて描かないといけません。
その２等身のイメージができないと、どこまでを絵に落とし込めばいいのか判断がつきませんでしょう？
このセンスというのは常日頃から、
「このパーツさえあればキャラクターを判別できる」
「この模様は削ってしまってもキャラクター本体に影響ない」
というのを見ていないと身につきません。

短い時間でその感覚を超人的に開花させてしまえる人は才能があると言えるでしょうが、大体の人はこのセンス(感覚)というヤツを長い時間を掛けて体得していくのです。

なので才能が無いなんて言うのは止しましょう。
もう一度言います、無いのはセンスです。

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